9.追伸、その1(ウレタンブッシュの自作)


DF-03に使用されているMK10デフスポンジ(品名は「ウレタンブッシュ10個入り」)、品番:9805922)は、税込み315円もします。こんな小さなスポンジ1粒が30円と驚愕の高価格で、さぞかし特殊品で長寿命かと思いきや、ただのウレタン。
クッション性は悪く、なにより直ぐへたってクッション性が失われ、ドライブシャフト脱落の原因になります。しかしカスタマー扱い品で、取り寄せないと入手できません。
DF-03は一度に6個必要で、どんどんへたって交換が必要になるのに、入手性が悪く、何より高い。

ウレタンブッシュ10個入り×3袋 どんどん潰れていく


私は、フロントはユニバ化しているので、フロントに限れば埃進入防止用の蓋でしかありませんが(ここから埃が入ると、スラストベアリングを痛める原因になると思います)、リアはドライブシャフトのノーマル状態なので、このウレタンブッシュがへたると、シャフト脱落しまくって困りました。しかし高いし入手しにくいし純正は短寿命。正直、タイヤよりランニングコストが高いんじゃないかと悩みました。
そこで、なら自分で作ってみようと思い、試したら上手く行きました。他所で紹介したら好評でしたので、ここでも紹介します。
私が買ってきたのは
  ・横100o×縦100o×厚さ5oのクッションスポンジ板、38円
  ・横100o×縦100o×厚さ10oのクッションスポンジ板、58円
  ・皮用の穴空けポンチ(皮抜きポンチ)5oと6mmが各188円
  ・カッター台、100均で105円
です。
必要な物


で、後はハンマーで叩いてポンポンと打ち抜いていきます。試作した結果、ポンチは6oの方がジャストサイズでした。
厚さ5oのクッションスポンジが、メーカ純正と、ほぼ同じ長さに仕上がります(右側の写真が、純正ブッシュとの比較です。ポンチ直径6o、スポンジ厚5oです。画像をクリックすれば、拡大します)。1個と半分を入れる方には、10o厚1つがジャストサイズでした。
ハンマーで打ち抜いていきます 直径6o、5o厚で、ほぼ同サイズ


純正の白いウレタンブッシュ、ハッキリ言ってダメダメです。クッション性は悪いし、復元性も悪く、直ぐへたり、値段も高く、入手性も悪い。
こうやって自作した方が、クッション性は良いし、簡単にへたりそうもありません。何より激安で好きなだけ作れます。38円の横100o×縦100o×厚さ5oのクッションスポンジ板から150個は取り出せると思います(純正は1粒31.5円、自作だと1粒0.25円。そして自作の方がスポンジの質は上です)。
純正の白いウレタンブッシュに悩んでいる方、是非とも試してみてください。


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