8.最後に(CVAダンパー組み立て)


エアレーションダンパー

本HPのトピックスとは関係ありませんが、CVAダンパーについて記載します。
OP.1028 バギー用エアレーションオイルダンパーセットが安売りしていたので2セット購入しました(上記写真。1セットは息子の分です)。
しかし標準のCVAダンパーの手持ちパーツが余っているので(部品取り用にキット買いしているので、CVAダンパーが余っている)、少し工夫してCVAの使用を続けていますが、CVAダンパーも工夫すれば十分使えると思いました。
DF-03で入門される方も多いかと思いますので、一般に良く知られているCVAダンパーの定番トピックス紹介を書きます(沢山の方が、有意義な工夫方法をNet上に公開してくれているので、その一部を集約して書いてみます。本ページに私のアイディアでは「一切」ありません)。
タミヤのCVAダンパー取説は下の図面を参照下さい。
タミヤCVAダンパー取説


(1).Oリングを付ける前に、シリンダーにシャフトを通す。
タミヤの取説では、シリンダーにOリングを入れてからシャフトを通しますが、Oリングが圧縮された状態でシャフトを通すと、Oリングは逃げ場が無いのでシャフト挿入時に傷めてしまいます。Oリングを入れる前に、シリンダーへシャフトを通しましょう。
Oリングを入れる前にシャフトをシリンダーに通す


(2).Oリングはグリス漬けにする。
挿入時のキズ防止や、オイル漏れ対策、そしてOリングがダンパーオイルを吸って拡張するのを防ぐ為に、Oリングをパーツが入っていた袋などを利用してグリスに漬け込みます。定番は、グリーンスライムですが、タミヤのセラグリスHGでもかまいません。
Oリングをグリスに漬け込む


(3).シャフト先端にグリスorオイルを付けてからOリングを入れる。
Oリングをシャフトに挿入する際に、Oリングが傷つかない様、シャフト先端のネジ山の部分にグリスを塗るか、ダンパーオイルを1滴垂らしてからOリングを挿入します。
Oリングを通す前にシャフトへグリスorオイルを付ける


(4).Oリングの上に4Φシムを重ねて、Oリングの締め付け具合を調整する。
「○×のOリングは、オイルは漏れないがキツくて動きが渋い」とか「△□のOリングはスムーズだが緩くて漏れる」と色々な話しがありますが、標準の赤いOリングは緩い(故に漏れる)ので、見方を変えれば調整が出来ます(逆のキツイを緩くするのは難しい)。下の写真は4Φの0.3oシムを1枚入れた状態です。
シムを厚くor重ねればキツクなり漏れにくくなりますが、やり過ぎると動きが渋くなりますし、薄くすれば元のユルユル状態で動きはスムーズですがオイルは漏れやすくなります。
CVAダンパーはプラ故に精度が悪いですし、標準の赤いOリングは緩いですが調整は可能ですから、各自で好みに調整してしまえば良いのかと思います。
このシムでの調整アイディアを書かれているソース元のHPにリンクを直リンで紹介してよいのか不明ですの控えますが(「CVA 真面目」で検索してみて下さい)、素晴らしいアイディアだと感服しました。m(__)m
シムで締め込み加減を調整


(5).ダンパーブーツ(風船)を付ける。
上記(1)〜(4)を行っても、ダンパーブーツを付けないと無意味です。シャフトに付着した土埃がピストン運動でOリング内側に蓄積し、やがて漏れるしダンパーオイルを汚してしまいます。ダンパーシャフトは、埃の集塵機と思います。
そこでアートバルーン用の細長い風船を適当な長さに切って、ダンパーブーツとして利用すると、オイル漏れもオイル汚れも劇的に改善されます(アートバルーン用の風船は、100均でも売っています)。
その効果について、参考になる動画がありましたので紹介します(とても解りやすい解説に加え、素晴らしい効果音のチョイスに、思わず笑いました)
風船でダンパーブーツ作成


風船の場合は破れやすいので定期的な交換が必要ですが、これさえ保たれていれば驚くほどオイル汚れや漏れが無くなりますよ♪
私自身、これらの工夫を真似てみて、目から鱗が落ちました。
ラジコンは、走らせるのも楽しいですが、色々なアイディアを考えたり工夫を盛り込んで走らせるのも楽しさの醍醐味だと思います。

最後に。
本HPは、ラジ歴半年の初心者が作成しましたので、勘違いや誤解も含まれているかと思いますが、ご了承下さい。
そしてNet上で沢山のアイディアや工夫を公開されている方々、掲示板で親切にレスを下さった方々、本当にありがとうございます。
最後に、お気に入りの動画を紹介して終わりにします。
動画:Tamiya Sand Scorcher at the beaches of Normandy...

皆さん、楽しいラジコンライフを♪


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