2.リアのギヤボックス(A1)破損対策(サスマウントの付け根)


下記写真は、リアのサスアーム付け根(リアのギヤボックス。A1)が破損した様子です。ジャンプで後ろから着地したり、リヤを横から強くヒットすると、サスアームではなくサスアームの付け根(リアのギヤBOX、A1)の方が破損してしまいます(画像をクリックして拡大すると判ると思いますが、サスアームのシャフトがサスアームに付いたまま破損しています)。
リアのギヤボックス(A1)は、シャーシと同じく修理作業が繁雑な場所であり、サーキットでのピットで修理するのが難しく、またパーツもカスタマー取り寄せとなるため、DF-03では極力破損したくない場所の一つです(シャーシと、リヤのギヤBOX破損は、DF-03では最も修理が面倒な部分)。
以下に、ここの補強方法を記します。

リアギヤボックス(A1)下部破損


使用する部品は、SP.1082「DF-02 U型シャフト」200円です。
DF-02 U型シャフト


そのままだと若干長く、モータの位置(使用しているピニオンやスパーのT数によって異なります)によっては微妙にモータに接触しますので、モータに接触する様なら軽く削って短くして下さい。
ちなみに私の場合は、ピニオン23T、スパー85Tで、若干干渉しましたので少し削りました。0.5o程度です。
削った断面(シャフトの先)は、挿入し易い様に角を落として少し丸めます。
シャフトを少し短く加工


削ったら、後ろのバンパーを外して挿入します。あまり深く押し込むと、シャフトの角にはRが付いていますから、リアサスアームの動きが渋くなってしまいます。くれぐれも力一杯に押し込まない様に注意して下さい。サスアームが軽く動ける程度までにする様、注意して下さい。
挿入開始 この程度まで押し込みます



U型シャフト化により、リアのバンパーは干渉する部分が出来ますので、シャフトと干渉する部分を、ニッパーなどで出来るだけカットして下さい。
完全に干渉を避けることは困難と思いますので、適当な部分で妥協してください。
リアバンパーを削ります


リアバンパーを完全に奥まで入れることは困難ですので、OP.539 φ5.5mm アルミスペーサーセットなどを使って、リアバンパーがU型シャフトを無理に押し込まない様に調整して下さい。スペーサーは、デフのメン用の蓋(A4)とリアバンパー(M3)を繋ぐネジの間に入れて調整します。私の場合は、0.5oのスペーサーで丁度良い加減となります。0.5oスペーサー使用時は15oの丸ビスまで挿入可能ですが、あまり長いネジを入れると、中のデフに干渉しますから注意して下さい。
リアバンパーが浮くため、シャーシ底側には隙間が空きます。
くれぐれも、過度にU型シャフトを押し込み過ぎてサスアームの動きが渋くならない様、ご注意下さい。
シャフトを過度に押し込まない様に注意 シャーシ底には、隙間が空きます



対策後は、まずリアを破損する確率そのものが大幅に下がりました。U型シャフトにより、後ろやサイドからの衝撃を上手く両側のシャフトに分散して保持するからだと思います。特に寒い冬は、あっさりとリアのギヤボックス下部が破損することがありますが、、本対策以後はてリアを破損する確率そのものが大幅に減ったと思います。
そして破損した場合も、下記写真の通り、ギヤボックスより先にサスアームが壊れてくれる確率が上がりました。
また、標準では面倒なEリング止めのシャフト脱着が、U型化によって容易になります。
そしてなによりU型シャフトは安価です。DF-03の標準であるステンレスシャストと言えど、ハイパワー走行時は消耗品となり、アッサリと曲がりますが、U型シャフトなら安価で脱着も容易である為、スペアを複数用意しておけば、破損時にも簡単に交換ができます(Eリングと違って、引っこ抜いて、差し込むだけですから)。
DF-03で、最も破損してほしくないA1パーツの破損率低下は役立つと思います。

対策後の破損状況 リアのギヤBOXは無事です!




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